平標小屋に現われる遭難者の霊
どんな伝承か
新潟県境の谷川連峰の一つ、平標山南側にある平標小屋は昭和二十六年に建てられた。ある年の十月上旬、常連客のKは小屋の主人が留守にする二晩、留守番を頼まれ一人で過ごした。夜中、目も口もないノッペラボウの男が枕元に立つ気配に金縛りとなり、目覚めると窓や扉が開いていた。数日後に戻った主人は、ちょうど一年前に近くで遭難した五人の遺体を荼毘に付す際、顔に白いガーゼを被せたことを明かし、遭難者が礼に来たのだろうと語った。
原典より
上越国境に連なる谷川連峰は、世界でもっとも恐れられている山の一つだ。—— これが臨死体験だ(つのだじろう・1980年代~1990年代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
これが臨死体験だ(つのだじろう・1980年代~1990年代)
本書『これが臨死体験だ』は、つのだじろうによる霊的現象とオカルト現象の総合的な記録集である。古代ギリシャから現代に至るまでの臨死体験事例、スウェデンボリーの霊界探訪記録、複数の予言者の予知能力の記録、日本各地の心霊スポットでの怪奇現象、そしてチベット仏教の『死者の書』による死後世界観の解説を含む。医学的な臨死体験研究(ムーディの9要素)と古典的な霊界理論を融合させ、死の瞬間から死後の世界、そして転生への過程を多角的に検証している。