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離れに泊まった夜の白装束の女

所在地東京都大島町差木地
登場佐藤祐太、体験者・報告者
出典水辺の怪談 ベスト

どんな伝承か

釣り仲間の支店長を伊豆大島へ案内した。定宿の釣り宿は主人の人柄もよく料理も風呂も申し分ないが、離れに泊まった日に限って出ると先輩から聞かされていた。元町港から差木地の赤岩という磯へ入り、支店長は四十五センチのオナガメジナを釣り上げて上機嫌だった。その夜、離れで眠り込んだ深夜、すぐ横で「あーっ、あーっ」という奇声がした。支店長は身体をくねらせ、やがて絶叫に変わって白目をむき、畳に腕を打ちつけていた。腕に飛びつくと硬直が解け、金縛りにかかったと言う。後に聞くと、白装束で長い黒髪の若い女に馬乗りされ、首を絞められて呪詛の言葉を浴びせられていたのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

水辺の怪談 ベスト(つり人社・2000年代~2010年代推定)

つり人社が編んだ釣り人の実話水辺怪談アンソロジー。瀬戸内や伊豆大島でのお盆の夜釣りの金縛り、自殺の名所の橋や三段壁で『釣れますか』と声をかけ足音なく消える白装束の女、小笠原父島の原生林に残る日本軍兵士の気配、河口湖のススキ林で消える話し相手、利根川支流で水中から船を掴む男、トーナメント中の憑依と機器故障の連鎖、藻に引き込まれる滝壺など、水辺で釣り人が遭遇した怪異を集める。

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伊豆大島金縛り御祓い御札呪詛

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