妖僧の予言と主家の改易
どんな伝承か
大久保忠隣の家臣吉見太郎左衛門は、京の九条で捕らえかけた切支丹の妖僧・入留満に取り逃がされた。妖僧は消える間際、「明日になれば大久保忠隣も伊賀守も、その方も地獄の苦しみを受けねばならぬ」と予言していた。太郎左衛門はこの一件で不首尾となり、生国の遠州浜松在に隠遁するが、翌年正月に主家大久保家は改易となり、予言はまさに的中した。太郎左衛門はこの言葉を思い出すたび厭な気持ちになったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の怪談(二)(田中貢太郎・日本の怪談シリーズ・明治末~大正期(推定))