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音聲の貸し借り

所在地大阪府大阪市住吉区(住吉神社)
年代不明
登場体験者、伝承者
出典幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵

どんな伝承か

大阪に住む、非常に美しい声を持つ歌い手のもとへ、ある日見知らぬ風体の人物が現れ、その声を三十日ほど貸してほしいと頼んだ。軽い気持ちで承知すると、翌日から声がつぶれて歌えなくなってしまった。祈念のため住吉神社へ向かう途中、再びかの異人が現れ、あと三十日辛抱すれば声を返すときに良い呪禁法を授けようと告げた。三十一日目、異人は約束通り訪れて声を返し、呪禁法を伝授した。その日から元の美声が戻り、この呪禁が病に効くというので、後にはそれを生業にしたという。

原典より

徳川中葉のこと、江戸小日向の水野侯の祐筆某が、一人の見知らぬ僧に逢つたところ、貴君の手蹟を両三日貸してくれまいかと頼まれた。—— 幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵(岡田蒼溟・幽冥界研究・怪談・大正〜昭和(戦前)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵(岡田蒼溟・幽冥界研究・怪談・大正〜昭和(戦前))

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