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三田弾正が祀った将門霊神祠

所在地東京都港区三田(将門霊神祠)
年代平安中期(承平天慶の乱=935-940)以降の伝承、戦国期(永禄六年=1563の三田氏滅亡)
登場平将門、三田弾正、胤興、胤勝、綱秀、相馬師常、千葉忠頼、北条氏照、辛垣城を攻めた武将
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

かつて芝区三田、いまの港区三田に、戦国の武将三田弾正が将門の霊を祀ったという将門霊神祠という小祠があった。三田氏が将門を祀るのは、その流れを汲む一族とされたからである。『相馬系図』には相馬師常の十数代後に胤興があり三田弾正と註され、その長子胤勝の傍らには武州三田庄に将門宮を建立したと記されている。三田氏は青梅から西の五十五か村を領し、居城は勝沼城であったが、北条方に押されて二俣尾の辛垣城へ移り、永禄六年に滅んだ。城主三田綱秀は逃れた先で切腹して果てたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・(平将門伝説の研究書))

梶原正昭・矢代和夫『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』を、論考の節単位で全67事例として収録した研究書(地域伝説集ではない)。平安中期の平将門(承平天慶の乱)をめぐる伝説を、英雄の死と伝説の誕生(冥界・調伏・怨霊・首の怪異・七人の影武者・妙見信仰・石化)、落人たちの運命(将軍太郎良門・如蔵尼の堕地獄と救済・滝夜叉姫・桔梗塚の寵妃・後裔と将門遺跡)、将門伝説の展開(馬の文化・関東一円の分布圏・文芸化・首塚の祟りと再評価)として論じる。

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