粟島の八百ベクサン
どんな伝承か
人魚の肉を食べたために八百歳まで生き延びたという老女、八百比丘尼の伝えがある。この老女は諸国をめぐりながら杉を植えて歩き、島後の西郷町下西にある総社、玉若酢命神社などにも杉を植えたと伝えられている。その杉は八百杉と呼ばれ、樹齢を重ねた老木として、隠岐を代表する名木の一つに数えられている。人魚の肉と不老長寿をめぐる伝説の名残とされている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。