玉垣に囲まれた矢中松の由来
どんな伝承か
富田八幡宮へ向かう参道の右手に、石造の玉垣に囲まれた矢中松という松が立っている。昔、藤原景清が月山に城を構えようとしたところ、山上にあった神社が障りとなったため、祈ったうえで暗い夜空へ矢を放ち、その矢が届いた場所へ社を遷したという。矢の当たった松がこの矢中松である。数十年前に枯れてしまったので、同じ場所に種子から育てた松が植え継がれ、いまも残っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。