原の仏御前
どんな伝承か
石川県石川郡鳥越村河原山(現白山市)に伝わる。河原山の西方の山腹に、高さ十五メートル、幅十メートル、厚さ二メートルばかりの奇岩が斜めに立っており、土地の人はこれを「山姥」、または機織壁と呼んでいる。元旦の朝早く、この岩のあたりで機を織る音が聞こえることがあるという。これは美しい山姥、その正体は仏御前が、木滑や河原山の女たちの世話を受けながら機を織っていたのだと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第6巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第6巻』所収の「文化叙事伝説」全44話(福井・富山・石川=北陸)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。