トップ京都府の伝承京都市

藤原時平の讒訴で大宰府に左遷され悶死した菅原道真の怨霊が霊威…

所在地京都府京都市右京区
年代平安時代
登場菅原道真、多治比文子
出典霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点

どんな伝承か

早良親王と並んで、劣らぬ霊威を発揮したのは菅原道真の怨霊である。藤原時平の讒訴にあって大宰府に左遷され、幽居のうちに悶死した道真の霊威はあまりに著名で、多くを語る必要もない。ただこの場合に見落としてならないのは、右京七条二坊に住む巫女の多治比文子に託宣があり、それによって霊祠が建てられたと伝えることで、神と人との媒介的役割を果たすシャーマンの活躍を重視しなければならない。日本の怨霊観に基づいて御霊信仰が発生し成長した一例である。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点(桜井徳太郎・桜井徳太郎・歴史民俗学・昭和(民俗学))

民俗学者・桜井徳太郎『霊魂観の系譜―歴史民俗学の視点』。日本民俗学を歴史研究と結びつける歴史民俗学の方法を提唱し、古代から現代に至る日本人の霊魂観を追究する。I『民俗学と歴史研究』では日本民俗学の宿命・対象・方法と歴史研究との関係を論じ、II『歴史民俗学の構想』では柳田国男の重出立証法を批判・克服し、奥多摩小河内村の婚姻習俗(朝聟入り型・承認権)を作業例に郷土の民俗像の史的復元を試みる。

種別から探す

菅原道真怨霊巫女御霊信仰託宣

京都市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『霊魂観の系譜――歴史民俗学の視点』の伝承