この世とあの世の境界(六道参り)
どんな伝承か
京都には盆の行事が数多く伝わるが、東山松原通りの珍皇寺へ精霊を迎える「六道参り」は、盆本来の姿を伝える行事として知られる。珍皇寺の鐘楼は「迎え鐘」と呼ばれ、この鐘の下に地獄へ通じる穴があるとされ、鐘をつくたびに死者たちが騒いで現世に戻ろうとするという言い伝えがある。境内には石地蔵が並び、地獄と極楽を描いた六道絵が掲げられる。西福寺や六波羅蜜寺のあたりから東にかけては、江戸時代に板倉所司代が改称させるまで髑髏町と呼ばれた轆轤町がある。西福寺には嵯峨天皇の皇后・壇林皇后がモデルとされる「九想観の図」が伝わり、盆の間だけ公開されるという。
原典より
京都には、さまざまなお盆の行事がある。—— 心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集