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気性の激しい屋敷の荒神

所在地島根県出雲市大塚町
年代不明
登場荒神を祀る家の者
出典島根県出雲市大塚町民俗調査報告書――俗信・憑きもの

どんな伝承か

大塚町では多くの家が屋敷の西北の隅に荒神さんを据え、家と屋敷を守り、身代が栄えるようにと拝んできた。ただしこの神は気性が激しいとされ、そばを通っただけで足に祟りが及ぶ、御神体の枝を切れば命を落とす、などと言い伝えられて、どの家も敬いを怠らない。ある家では女は穢れているという理由で参らせず、毎晩主人が家の中から荒神の方角へ向かって手を合わせる。御神体は木のこともあれば石のこともあり、枯れたタブの木に代わって自生したモチの木を祀る家や、自然石を据える家もある。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

島根県出雲市大塚町民俗調査報告書――俗信・憑きもの(出雲市(編)・自治体史(民俗))

『島根県出雲市大塚町民俗調査報告書』所収の俗信・憑きもの・民間療法。出雲平野の大塚町に伝わる心意現象を採録する。カラスの鳴き声で天候を読むアレガラスの予兆、イチヂク・ビワを植えぬ・便所に南天を植える屋敷の禁忌、キツネに憑かれることを『サバラレル』という狐憑き、繁盛するゆえ嫉まれ村八分で結婚に難のあった憑きもの筋『キツネモチ』、着物の裾を結わいたり小豆を井戸に落とすものもらいの呪術的民間療法などを収める。

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