喫茶店三階のガス自殺の霊
どんな伝承か
大阪市南区難波新地四丁目にある喫茶店は、一階と二階のうえに三畳の寝室があり、もとはバーであった。身よりのないひとり暮しの四十代の未婚の経営者が事業に失敗し、三階でガス自殺している。事情を知らぬ坂元さん一家がそのあとを買って改装し、喫茶店にした。三階に寝泊りしていた従業員の女性二人は、夜中に布団を押さえられ、身体の上にのしかかってくる重苦しさで目を覚ました。目をさますと部屋の隅に女が坐り、恐ろしい顔でこちらを見つめていたという。さらに奇怪なことに、故障してコードも抜いてある古い冷蔵庫がひとりでにドアを開いて電気がつき、押し入れの電気アイロンが熱をもっていることもあった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・昭和)