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鏡川で溺れて見た宝船と七福神

所在地高知県高知市(鏡川)
年代昭和二十六年
登場清水康文
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

昭和二十六年の夏、高知市を流れる鏡川で水遊びをしていた語り手が、深みにはまって大量の水を飲み、もがき苦しんだ。一緒にいた親類に引き上げられるまで、時間にすればほんの二、三十秒のことだったという。その短い間に、目の前一面が夕焼けのような赤みを帯び、宝船を思わせる船が近づいてきて、乗り合わせた七福神らしい人々が笑っているのが見えた。むろん現実の川面にそんな船はなく、あれは何だったのかと、今も不思議に思っている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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