熱海の離れでの幽霊体験
どんな伝承か
作家の三浦朱門とその友人は、熱海の竹藪に囲まれた陰気な旅館の離れに泊まった夜、足元に後ろ向きの人影を見る同じ夢を二度ずつ見て、「ここで自殺した」という嗄れ声に苦しめられた。互いの体験を語り合い、翌朝には原因不明の高熱に見舞われた。半月ほど経った深夜、見知らぬ青年から電話があり、先週この旅館で同じ怖ろしいものに遭ったと告げられた。旅館の名は誰にも明かしていなかったため、二人はこの怪異が自分たちだけの錯覚ではなかったと確信した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
私は幽霊を見た(東雅夫(編者)・昭和中期~後期(推定1970年代~1980年代))
私は幽霊を見た=怖い怪異体験(東雅夫編)/人魂・鬼火・狐火/機関車・電車の怪/各地の幽霊目撃談/不気味な怪音と怪異