熱海旅館の再調査と怪事
どんな伝承か
熱海の幽霊旅館事件には後日談がある。三浦朱門が帰宅してこの話をすると、以後三浦家では愛用の自動車のタイヤの空気が繰り返し抜けるという怪現象が起きた。二か月後、遠藤周作のもとに見知らぬ青年から電話があり、同じ旅館の同じ離れで「セルを着た若い男」の霊を見たと語った。遠藤は四か月後に旅館を再訪し、そこがかつて役者の別荘で、持ち主は落ちぶれて手放したらしいと聞き込んだ。さらに二年後、カメラマンと教え子を連れて再訪した際は幽霊こそ出なかったが、内側から鍵をかけたはずの窓が開いているという怪事に遭遇し、以後遠藤は「お化け屋敷探訪」記事を手がけるようになった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた(三浦正雄・昭和50年代(1975年前後推定))
文豪たちの心霊体験(あの世はあった)/遠藤周作・三浦朱門の怪異/海外(フランス)での幽霊/怪音と怨念/あの世は存在するか