二、合目的なる幻覺
どんな伝承か
心霊学講義の「合目的なる幻覚」の節。憑霊が姿を現さず、思想や光景そのものだけが現れる幻覚を説く。鏡や硝子、水面などの透明体を凝視すると幻影が現れるといい、これを透明体凝視(crystal-gazing)と呼ぶ。ギリシャ・ローマの昔から占いに利用された。奈良東大寺内の三社の池の託宣や、ソクラテスが聞いたデモンの声、聖徳太子が法隆寺の夢殿で金人に書物の疑義を教えられた話も、この類の幻覚とみるべきだと述べる。
原典より
普通の運動性自働現象では、憑きもの、すなはち憑霊なるものが現はれるが、しかし憑霊がなく、唯だ單に霊媒その人が或る思想や事實を自働書記し、自働言語することも勿論多い。—— 心霊学講義(変態心理学講義録)(日本変態心理学会・心霊学・変態心理学・大正〜昭和(戦前)) より引用地図で位置を見る
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出典の文献について
心霊学講義(変態心理学講義録)(日本変態心理学会・心霊学・変態心理学・大正〜昭和(戦前))