第三節 騒ぐ幽霊の表裏
どんな伝承か
著者は「電気娘」に似た日本の現象として『北越奇談』の二話を引く。寛政年間、越後蒲原郡太田村の百姓の娘が三条の町の祭礼で連れに遅れ、面の赤い異人に伴われて望むものを与えられ家まで送られた。その日から娘の望むものは何でも手に入り、家人が咎めると家が鳴動して器物が独りでに飛び、一月あまりで止んだ。もう一話は同じ年の秋、村松山の北の河谷村での子守娘の怪である。著者は続けて、こうした世評と心霊研究者が実地に精密に調べた現象との差を、英国バーク州ハム村の例で検証していく。
原典より
「北越奇談」に次のやうな話がある。—— 心霊学講義(変態心理学講義録)(日本変態心理学会・心霊学・変態心理学・大正〜昭和(戦前)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊学講義(変態心理学講義録)(日本変態心理学会・心霊学・変態心理学・大正〜昭和(戦前))