東大寺三社の池の託宣
どんな伝承か
透明体幻影の一例として引かれる話。奈良東大寺内の三社の池の由来として、昔、東大寺二世の聖宝信正がある日春日本社へ参詣する折、この池のほとりを通ると、夢中の告と同じく、泡立つ水面に三社の託宣が現れ見えたという(周遊奇談)。今世の人々が信仰する託宣の始まりとされる。著者は、これも事実だとすれば、水面など透明体を凝視して幻影が現れる透明体幻影であったのだと解する。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊学講義(変態心理学講義録)(日本変態心理学会・心霊学・変態心理学・大正〜昭和(戦前))