雨乞い争い
どんな伝承か
奈良の東大寺と忍辱山の円成寺が雨乞いの競争をしたことがあった。負けた方の寺の僧は今後大傘をささないと約束して始めたもので、東大寺が七日間祈願をこめても一滴の雨も降らなかった。続いて円成寺が、三つ池の上にある高龍神社に雨乞いを祈願すると、たちまち大雨が降り出した。それ以来、東大寺の僧たちは大傘をささなくなったと伝えられている。
原典より
東大寺と忍辱山の円成寺と雨乞いの競争をした。—— 奈良市史 民俗編――伝説(奈良市(編)・奈良市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
奈良市史 民俗編――伝説(奈良市(編)・奈良市史・自治体史(民俗))
『奈良市史 民俗編』第十一章所収の伝説。奈良県奈良市に伝わる木・石・塚・水・山・森・社寺・人物・動植物・町名の伝説を昭和三十七年からの探訪で集成する。