大門芳江は巫女多治比文子の転生
どんな伝承か
奈良市に住む大門芳江さん(仮名)は、霊の相談に応じ、テレビやラジオでも活躍する優れた霊能者である。彼女は自分を大昔の巫女、多治比文子の生まれ変わりだという。ある冬のこと、能力を高めるため吉野の山中で行をしていたが、厳しい行と寒さのため意識を失い、まるまる二日間、死後の世界をさまよった。そこで目にしたのは、大勢の人間が埋められた真っ白で熱い砂山だった。年老いた巫女に手を引かれて歩くうち砂山が崩れて穴に吸い込まれ、死に物狂いで這い上がると、巫女は「私は巫女の多治比文子です。今からあなたに生まれ変わります」と告げて消えた。以後、彼女は古代の巫女の言葉が話せるようになったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集