空海の東大寺での夢幻聴
どんな伝承か
幻聴の一例として、空海が東大寺の壇に登り、仏前に誓って「三世十方一切諸仏、願はくは加祐を垂れて我に正法を示せ」と願った話が引かれる。すると夢の中で一人が告げて「大経巻あり、大毘盧遮那神変加持と名づく、是れ真秘要なり」と教えたという(元亨釈書)。デカルトやルターらが見えぬ声を聞いた例と並べ、宗教的偉人にしばしば起こる幻聴の一つとして紹介される。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊現象の科学(小熊虎之助・大正期(1912年頃推定))
心霊現象の科学的検証(小熊虎之助)/詐欺事件と夢のお告げ/幻覚・錯覚の心理/暗示と変態心理/迷信打破と科学的態度