氏名は失念したが、この人はドンドン真直な道を歩いて行
どんな伝承か
新潟県のある人物の体験。氏名は伝わっていないが、まっすぐな道を歩いて行くと大きな川のほとりに出た。渡し守もおらず舟もなく、橋も見当たらない。どう渡ればよいかと迷っていたところ、何者かに呼び戻されたという。郷土研究者渡邊行一が「三条市での死生観」にまとめ、「民間伝承」十巻三号(民間伝承の会)に紹介した臨死体験譚の一つ。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。