幽霊と幻の見え方の違い
どんな伝承か
南方熊楠が矢吹義夫宛の書簡(いわゆる『履歴書』)に記した観察。那智山にいて寂しい限りの生活をし、昼は動植物を観察して図に写し、夜は心理学を研究していた。寂しい場所ゆえにさまざまな精神の変態が生じ、自然と変態心理の研究に入った。幽霊と幻の区別を知ったのもこの時のことで、幽霊が現れるときは見る者の身体の位置にかかわらず地平に垂直に現れるのに対し、幻は見る者の顔面に並行して現れるという。閑寂の地にいて心に世の煩いがないときには、さまざまな不思議な脳力が働き出すものだとも書いている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた(三浦正雄・昭和50年代(1975年前後推定))
文豪たちの心霊体験(あの世はあった)/遠藤周作・三浦朱門の怪異/海外(フランス)での幽霊/怪音と怨念/あの世は存在するか