両村境の大杉を伐った罪で都田村から一人が斬罪となり
どんな伝承か
昔、静岡県引佐郡都田村(現浜松市都田町)で、都田・中川両村の境の大杉を伐った者があり、倒れた木の梢頭に当たる都田村から一人の犯人を出すことになって、その者がここで斬罪となった。それから梟首が夜な夜な付近の坂を飛び回るようになった。時は師走の餅搗きの頃で、都田の者は死者を悼み、それ以来餅も搗かず雑煮も食わず、正月を祝わないことにしたという。この坂をでころぼう坂と言っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。