ヤマドッサンの来訪
どんな伝承か
淡路島の北淡町舟木では、ヤマドッサンという神が正月に来訪してくると信じられている。山の神と年神の双方の性格を合わせもつ神とされ、その姿は蓑笠姿であると考えられているので、農具の鍬に蓑笠をつけ、それに供物を供えるという。著者はこれを、蓑笠が来訪神を表象する儀礼の一例として、石垣島川平のマユンガナシと並べて挙げている。もっとも、蓑笠をつけた者がすべて祝福に来た神とは限らず、災厄をもたらす鬼や妖怪でもあったと注意を促している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
異界巡礼(小松和彦・1990年代~2000年代推定)