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尾崎(2)

所在地兵庫県淡路市尾崎
年代昭和三十年
登場森ひさ、濱岡きみ子、仲ばあやん、死者(義理の姉妹)
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

津名郡一宮町尾崎の森ひさが語った昭和三十年頃の話。義理の姉妹だった仲ばあやんは、つらいからといって首を吊って死んだ。ひさが大病をして生死の境をさまよったとき、その仲ばあやんが手招きをした。池の中に一本道がすっと通っており、その向こうで仲ばあやんは生前と同じように草を引いていた。すがって渡してもらうと、頭上には大きなお大師さんが目を見開いて見下ろし、冬の寒い時季なのに朝顔が一面に咲いていた。朝顔を切ってくれと頼むと、仲ばあやんは黙ってお大師さんを指さした。帰ろうとして池の上に出ると、すぐ下を自動車が走っており、危ないと思った途端に仲ばあやんは消え、娘の玉に呼ばれて気がついた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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