八百比丘尼の岩屋に入った僧
どんな伝承か
志加奴神社がまだ鹿野の加治町の裏手にあったころ、社地の奥に岩屋が口を開けていた。譲伝寺の僧がこの岩屋へ入ったところ、耳が聞こえなくなり、三日のうちに命を落としたという。この穴は八百比丘尼の岩屋と呼ばれる。河内川にすむ人魚の肉を口にして長い寿命を得た川漁師の後家が、この中で八百年ものあいだ暮らしていたと伝えられているためである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。