弁慶森・弁慶島
どんな伝承か
弁慶は八雲村の熊野権現の別当弁斎の長男であったが、父の業を継ぐのを嫌い、鰐淵寺の本領に入ったと伝わる。本領の坊数は四十八で、食事の合図の鐘が鳴ると、弁慶は四十八坊をまわって一椀ずつ汁をもらい歩いた。この地の童謡「弁慶皿持って来い汁吸わしょ」はここから始まったという。また大字別所には弁慶の叔父で鍛冶屋を営む者がおり、弁慶は薙刀を注文して打たせたとも伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。