二つ大黒と弁慶伝説
どんな伝承か
現在の江戸川高校の少し下流の方に山が二つあり、そこに大黒様が祀ってあったので二つ大黒と呼ぶようになった。弁慶がモッコで土を担いできて、よいしょと下ろしたきりになったのが二つの山だといい、はたいたモッコの土は向こうの出っ張った所へ飛んだとも語られる。奥州下りの弁慶がわらじについた土を落としてできたという別の伝えもあり、片方は大きく片方は小さいという。横瀬夜雨が大利根橋の架橋の折に作った歌にも詠まれたが、今は無くなってしまった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗))
『取手市史 民俗編2』第四〜六節所収の伝説・不思議な話・祟り。茨城県取手市に伝わる口承を採録する。