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桔梗塚(桔梗御前の墓)

所在地茨城県取手市米ノ井(桔梗塚)
登場桔梗御前、平将門、藤原秀郷、桔梗御前を愛した主、将門を討った敵将
出典取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異

どんな伝承か

関東鉄道常総線の稲戸井駅に近い国道二九四号沿いに小さな塚があり、上に供養塔がいくつか並ぶ。将門の愛妾桔梗御前の墓とされる桔梗塚で、将門の母の墓とも相馬氏の墓所ともいわれる。『利根川図志』は『相馬日記』を引いて、米野井の桔梗が原は御前が殺された所で、桔梗が生えても花を開かないのは御前の怨みのためだと記す。御前は将門の死を聞いて米ノ井の原まで逃れ、そこで殺されたと伝わる。別の伝えでは、御前は藤原秀郷にだまされて内通したという。将門はいつも七人の影武者をそばに置いていて本物が見分けられなかったが、御前が本物はこめかみが動くと教えたため、将門はこめかみを射られて死んだ。秀郷は御前に恩賞を与えるどころか、手柄に傷がつくのを恐れて口封じに殺したとされる。

原典より

桔梗が原と呼ばれるこのあたりは、「桔梗はあれども花は咲かない」といわれています。—— 取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史)

『取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異』は、取手市の市史民俗編のうち、俗信の箇条の末尾に続く第四節「伝説」・第五節「不思議な話」・第六節「祟り」を収めた部分である。市内各地区での聞き取りを話し言葉のまま書き起こし、長い四話は『取手町郷土史資料集 第一集』から抜粋する。将門と桔梗御前の伝説、地蔵・社寺・樹木の伝説、狐やムジナ・化け猫・幽霊・タマセの話に続き、忌田や祟り山の話を所有者名と地区を伏せて載せる。

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