金の鶏
どんな伝承か
島根県浜田市の伝承。昔、朝鮮から帰った船が蛇島で沈没し、船中にあった金の鶏と金の釣鐘は付近の海底に沈んだままだという。この鶏の鳴き声を聞いた者はその場で命を落とすと伝わる。付近では大晦日や節分の夜に金鶏の鳴き声を聞いた者が福を得るという類話が各地にあるが、蛇島のこの鶏だけは声を聞けば死を招く危険な言い伝えとして『周布村郷土誌』に記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。