金の鶏
どんな伝承か
松江のある古墳は鶏墳と呼ばれている。正月三日の朝には金鶏が鳴くのを例とすると伝えられ、それがこの名の由来だという。松江の周辺には黄金にまつわる話が多く、国司神社南方の黄金岩や由藤山の円塚でも、大晦日の晩に黄金の鶏が鳴くと伝わる。埋もれた黄金の主のもとに金の鶏が棲み、その声を聞いた者は富や福運を得るという致富の俗信が、各地の塚や岩に語り継がれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。