トップ岡山県の伝承浅口市

千年比丘尼

所在地岡山県浅口市津熊
年代伝承(口承)
登場千年比丘尼
出典日本伝説大系 第10巻

どんな伝承か

むかし、このあたり(金光町津熊)は海だった。ある日、この海から人形魚(人魚)がキャッキャッと鳴いているのをとった漁師が、珍しい魚だといって人々を呼び馳走を出した。人々は妙な魚なので食べず、途中までもらって帰って海へ捨てたが、中の一人が酒に酔って捨てるのを忘れて帰った。脱ぎ散らした着物を娘がたたんでいると、たもとの中に馳走の残りが入っていたので、それを食べた。ところが娘はいつまでたっても年を取らず、生きるのが嫌になって比丘尼となり、諸国をまわって最後は川中島の善光寺へ行った。何年も後、津熊の者が善光寺に参ってこの尼と話し、互いに備中の者だと分かった。その者が村へ帰って話を伝え、千年比丘尼というのだという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。

種別から探す

千年比丘尼人魚不老長寿善光寺不老不死

浅口市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説大系 第10巻』の伝承