軍人会館で重なった神聖会と翼賛会
どんな伝承か
著者は、大本の歩みと国家の歩みが日付まで重なると説く。昭和神聖会の発会式は昭和九年七月二十二日、九段の軍人会館で行われた。ちょうど六年後、昭和十五年七月二十二日には第二次近衛内閣が生まれ、その内閣がつくった大政翼賛会もまた同じ九段の軍人会館で発会式を開いている。規模こそ違え、活動の様子もよく似ており、神聖会が翼賛会の型を先に演じたことになるという。第二次大本弾圧の日と開戦の日が同じ十二月八日であることも、同じ型の現れだと述べる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
亀岡の大予言者――東洋の巨人・出口王仁三郎の世界(加藤正民・たま出版・心霊/予言・現代(評論)/明治〜昭和(対象))
加藤正民が「天下の浪士」の立場から、出口王仁三郎(1871-1948)を心霊的視座で描く評論。明治25年の出口ナオの神がかり(艮の金神・三千世界一度に開く梅の花)、水行の奇蹟、無筆のナオの自動書記、日清・日露戦争予言の具体的中を起点に、国祖隠退の大本神話と、ナオ(A)と王仁三郎(B)に具現した二大霊流・「火水の戦い」を論じる。