三河舞木村の生鬼女
どんな伝承か
愛知県豊川市舞木町(旧三河国宝飯郡舞木村)に伝わる話。享保のはじめ、新七という男の女房が心のとげとげしい人物で、夫に見捨てられたのち生きながら鬼女となったという。隣家の火葬場から半焼けの死人を引き出して腹を裂き臓腑をつかみ出して食い、村人が追うと蝶や鳥のように山を駆け登って消え、その夜山寺でも肉を食い、道もない山を登って行方をくらましたと『諸国里人談』は伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
動物妖怪譚(日野巌・日野巌・動物妖怪譚・大正・昭和初期)
博物学者・日野巌の古典的妖怪研究『動物妖怪譚』の前半(總論〜多爾具久)。