法事の使
どんな伝承か
兄と弟の二人暮らしで、両親の命日に兄が寺の住持を迎えに行き、弟のぐずに飯を炊かせた。飯がグズグズと音を立てると、弟は自分を馬鹿にされたと腹を立てて灰を混ぜてしまう。代わりに出そうとした甘酒の甕も、兄が尻をしっかり持てと言ったのを弟が自分の尻を持ったため、落として割れた。振る舞う物がなくなり住持を風呂に入れたが、焚き物がないので衣まで焚いてしまい、住持は芋の葉を前に当てて飛んで帰ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗))
香川県(讃岐)の昔話と伝説を網羅する。第一章昔話は、炭焼長者・天道さん金の鎖・狐女房・大歳の火・産神問答(虻にのみ/滝の宮のヨサの宮さん)・親棄山・童子丸・弘法機・継子話・お大師さんとぼた餅・物言う亀・米倉法師・猫又・こぶ取り爺・屁こき爺・蛇聟入・かにの報恩・浦島太郎・竜宮童子・肉付面・子育て幽霊・鷲の育て子・亀の聟入など五十九話を語り手付きで収める。