大秋村の猟師のみのぼし体験談
どんな伝承か
新潟県中蒲原郡大秋村のある猟師は、たびたび「みのぼし」という怪火に取り憑かれた経験を持っていた。その体験に基づき、この怪異の要点を語ったという。みのぼしは秋の季節にもっとも多く現れる。身体を落ち着けたまま静かにしていれば、やがて自然に消えてしまうが、慌てふためいて騒ぐと、かえって火勢が激しく燃え盛るのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
井上円了 妖怪学講義(井上円了(平野威馬雄 編著)・井上円了・妖怪学・明治(原著)・現代(編))
哲学者・井上円了(妖怪博士)の畢生の大著『妖怪学講義』を、平野威馬雄が編んだ普及版。円了は真の宗教信仰の障害となる迷信を打破するため、あらゆる妖しきものの正体究明に一身を捧げ、妖怪を物怪・心怪・理怪に大別し、物怪心怪を仮怪(説明可能な迷信)、理怪のみを真怪とした。本書は理学・心理学・宗教学・雑の各部門から具体例を抄録する。序ではコックリ(狐狗狸)を西洋のテーブルターニング由来の無意識筋肉運動と解明。