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粉を搗く狐の復讐

所在地兵庫県加古川市
登場立川孝一、伊藤伝右衛門、佐助、目撃者(祭りの帰りに怪火を見た若者)、怪火が出た家の当主、化物退治をした大工
出典お化と幽霊 怪談揃ひ

どんな伝承か

加古川近郊のある村で、盆踊りの帰り道に怪しい火が浮遊するのを若者たちが目撃し、まもなく夜ごと正体不明の粉搗きの音が村中に響くようになった。大工の佐助はある朝、音のする戸口で待ち構え、力任せに雨戸を叩くと、狐とおぼしき影が悲鳴とともに姿を消し、以後怪火も物音もやんだ。約一年後、佐助は隣村への仕事帰り、暗い峠道で提灯の火に出くわす。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

お化と幽霊 怪談揃ひ(明治時代後期(推定))

本書『お化と幽霊 怪談揃ひ』は、明治時代に大文館編輯部により編纂された怪談集であり、化け猫、怨霊、大入道など多様な超自然現象を扱う。主要テーマは、社会的弱者(娼婦、下女、村娘)への虐待と階級差別に由来する呪いと復讐である。兵庫県と大阪府が舞台の中心であり、遊郭での憑依現象、精神病院での怪病、山間部での大入道の出現など、当時の社会構造と結びついた怪異が描かれる。

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