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昭和五十二年のこと

所在地新潟県新潟市
年代昭和五十二年
登場森谷周野
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

昭和五十二年、新潟市の森谷周野さんは硬膜下血腫の手術を受けた。脳外科手術のため麻酔の効きが浅く、苦痛にもだえながら生死の境をさまよっていたとき、ある光景を見た。真っ白なペンキを流したような大きな川に、真っ黒な小波が立っている。その岸辺、白と黒の入り混じった河原に、しょんぼりと自分が立っていた。ふと気づくと、その後ろ姿を見つめている者がいる。それは他ならぬ自分自身だった。己の姿を己が見つめ、己が呼びかけているという奇妙な体験を、森谷さんは今も鮮明に覚えているという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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