霊を名乗る病者たちの見分け方
どんな伝承か
著者のもとには、霊に憑かれたと訴える人が絶えず訪ねてきた。祖先の霊が仇をすると狂い歩く四十五の男は、調べれば立派な皮膚病とノイローゼだった。祖母の霊が自分に失策をさせようとすると言う婦人は、催眠薬を勧めても吐き気を訴え、脈は百二十を打っていたので精神科へ入院させたが、退院すると今度は死んだ祖母が見えると騒ぐ。夫が妾の家に泊まった翌日には決まって霊を出すのを見て、著者は誇大妄想と判じた。占いで方角を見てもらってから逆に霊現象を起こす者も多く、更年期の症状にすぎないと著者は書いている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊界五十年(長田幹彦・昭和中期~後期(推定1960年代~1970年代))
霊媒実験と透視(霊界五十年)/放送局・邸宅の幽霊/自殺者の霊と幽霊屋敷/作家長田幹彦の心霊体験/明治〜昭和の心霊交遊