全身麻痺で鉄の肺に入れられた酒井さんは
どんな伝承か
名古屋の酒井和子さん(四十六歳)は一九六四年、全身の麻痺が進み鉄の肺に入れられるほどの危篤状態に陥った。体が地面に引き込まれる感覚のあと、心が天井に上がり、ベッドに横たわる自分を見下ろした。屋根から茶筒のような丸い筒に乗って空を飛び、遊ぶ子供たちや白い人形、暗いトンネルを抜けると、青い山と川、花咲く草原が広がっていた。川に沿って進もうとした瞬間、後ろから声をかけられて目が覚めたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成)
トム・ソーヤーの変身・オメガプロジェクト・色を聴く(共感覚)・クンダリニー覚醒・時間なき世界・光の存在/光の世界・星への旅・体外離脱とは何か・脳と心の関係・シルヴィウス溝・死のリハーサルなど全章にわたり、臨死体験者の証言(弟の気持ちを知る・ベトナム帰還兵・登山家の奇跡)と、ムーディやケネス・リングらの研究、脳科学的解釈を縦横に検討。