ドッペルゲンガー現象
どんな伝承か
名古屋市在住のS・Sさん(四十八歳)は、一九八四年に乳ガンの手術を受けた際、麻酔からさめる頃、ふと気づくと自分の体から浮かび上がり、下から手術中の自分を見下ろしていたという。体は透明で、あたりは夜明け前のような薄明かり、まわりには黒い人影が並んでいた。声に出さず「光があたると治るのですか」と考えただけで尋ねると、光が動いて傷跡らしきものを照らした。退院後、鏡で手術痕を見て、あのとき見た傷と同じだと驚いたという。
原典より
前にもちょっと紹介したことがある名古屋のS・Sさんのケースでは、はじめ自分は下の肉体のほうにいて、上に浮いた自分を見ていたという。—— 臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成)
トム・ソーヤーの変身・オメガプロジェクト・色を聴く(共感覚)・クンダリニー覚醒・時間なき世界・光の存在/光の世界・星への旅・体外離脱とは何か・脳と心の関係・シルヴィウス溝・死のリハーサルなど全章にわたり、臨死体験者の証言(弟の気持ちを知る・ベトナム帰還兵・登山家の奇跡)と、ムーディやケネス・リングらの研究、脳科学的解釈を縦横に検討。