典型的体験とは?
どんな伝承か
名古屋市のS・Sさん(四十八歳)は七年前、乳がんの手術中に体外離脱を体験した。フワッと宙に浮いて透き通った自分の体を見下ろし、あたりには黒い人影が大勢並んで自分を見守っていた。誰かの声が頭の中に直接飛び込んできて「光があたると治るのですか」と問うと、光が傷口のような場所を照らし出したという。退院後、鏡で手術痕を見ると、あのとき見た傷と同じだったので驚いたと語っている。
原典より
これはかなり典型的な臨死体験だが、若干の点において、平均的体験とは異なっている。—— 臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成)
トム・ソーヤーの変身・オメガプロジェクト・色を聴く(共感覚)・クンダリニー覚醒・時間なき世界・光の存在/光の世界・星への旅・体外離脱とは何か・脳と心の関係・シルヴィウス溝・死のリハーサルなど全章にわたり、臨死体験者の証言(弟の気持ちを知る・ベトナム帰還兵・登山家の奇跡)と、ムーディやケネス・リングらの研究、脳科学的解釈を縦横に検討。