昭和三十六年七月二十五日、夏の夜もふけて夜の一時三十
どんな伝承か
昭和三十六年七月二十五日の夜一時三十分頃、大阪市南区で野球のコーチをしていた男性が、試合の打ち合わせの途中で小便に立った。用を足していると、暗がりに五十代くらいの女性がシミーズ一枚でしゃがみ、こちらを見ているのに気づいた。冗談を言ったとたん、女性は立ち上がり、足元から少しずつ姿を消していったという。この場には他に三人が同席しており、皆が同じ光景を目撃した。回答者は林家染之助さん。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。