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航空本部の火葬跡に立つ青い火

所在地東京都新宿区戸山町(陸軍航空本部)
年代昭和二十年
登場坂上田鶴子、原田弘
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

終戦直後、昭和二十年八月十六、七日のこと。水戸の連隊から青年将校数名が新宿の陸軍航空本部へ乗り込み、終戦に反対して徹底抗戦を唱えた。だがクーデターは成らぬと判り、少尉・中尉ら三、四名が兵舎の裏手で日本刀により割腹して果てた。火葬場は当てにできず、遺体は本部の敷地内でガソリンをかけ、戸板を一枚のせて焼かれた。以後この場所に幽霊が出るという噂が立ち、夜に行ってみると、焼いた辺りから青白い火が上がっていたという。語ったのは元航空本部の軍属である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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