封印した乾板に写した月の裏側
どんな伝承か
福来友吉は透視の研究を進めるうち、疑いをはさむ余地のない検証法として、現像前の乾板を黒い紙で包んで封印し、そこへ念だけで像を焼き付ける念写を思いついたという。一九三一年二月二十四日、霊能者の三田光一は須磨の自宅にいながら、箕面にある福来宅の乾板へ月の裏側を念写して成功したとされる。二年後の岐阜での公開実験でも月の裏面や故人の姿を写し、立会人を驚かせた。当時は誰も実際の月の裏を知らなかったが、後年のアポロ計画などの写真と比べると、真後ろよりやや斜めから見た形とおおむね一致していたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊科学と自然科学 ― 一科学者から見た心霊研究(後藤以紀・心霊科学・昭和)