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下戸に酒を浴せる話

所在地徳島県徳島市秋田町
年代幕末
登場民衆、記録者
出典阿波えゝぢやないか

どんな伝承か

踊子の行く先々には酒や餅や草鞋の接待が数えきれぬほどあり、酒を飲ませる所では菰樽の鏡が抜かれて柄杓が四五本も添えてあった。好きな者は先を争って呑んだが、下戸はなるべく避けて小さくなって通らねばならない。ある所では菰樽の側に人がついて一人ずつに酒を飲ませており、呑んだ呑まぬの押し問答の末、酒嫌いな踊子がするりと抜けて行こうとすると、後ろから背中から頭へかけて冷たいものがざぶりと来た。酒を浴びせかけられたのである。

原典より

踊子の行くところ、酒、餅、草鞋などの接待が算へつくせぬほどあつた。—— 阿波えゝぢやないか(山口吉一・民俗・幕末世相史・昭和(対象は幕末)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

阿波えゝぢやないか(山口吉一・民俗・幕末世相史・昭和(対象は幕末))

概観篇では御降り(御札降り)に関する騒擾、伊勢神宮への御蔭参り・抜参りを慶安・宝永・明和・文政・慶應と時代別にたどり、慶應のええじゃないか、阿波のええじゃないかへと展開。幕末阿波(徳島)の御札降り・群集乱舞・世直し的民衆運動を、各事例の冒頭に【日付】【場所】【人物】【状況】マーカー付きで網羅した民俗・世相史。

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