クヤーマの幽霊
どんな伝承か
暑中休暇で竹富島から石垣島の四ヵ村に帰った村山・上地の両先生は、泡盛を酌み交わした勢いで、村山の恋人がいる大浜村へ出かけた。途中の榕樹の陰に紺絣の色白の美女が立っており、それが噂のクャーマであった。三人は大浜村の彼女の家に上がり、泡盛と馳走のもてなしを受ける。上地が帰るとき、クャーマは弓張提灯とステッキを持たせてくれた。後日尋ねると、クャーマは風邪がもとで亡くなっており、その日はちょうど三七日忌にあたっていた。幽霊と一夜を過ごした村山もほどなく死んだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲・昭和初期(推定1920年代~1930年代))