マユンガナシの来訪
どんな伝承か
沖縄の石垣島川平の節の祭では、マユンガナシという神が来訪する。手ぬぐいで頬かぶりをし、笠をかぶり、蓑をまとい、杖をついた姿で現れて、家々を祝福してまわるという。著者はこれを、かぶりものが儀礼的な囲いとして異界を創り出す装置であることの例に挙げ、蓑笠をつけて来訪する神の儀礼が各地に見られることを指摘している。ただし蓑笠姿の来訪者がすべて祝福をもたらす神とは限らず、蓑着て笠着て来る者は鬼とも古くから言われてきたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
異界巡礼(小松和彦・1990年代~2000年代推定)