土佐山村中野家の山姥憑きの事件
どんな伝承か
高知県土佐山村東川部落の中野亀次方に、山姥が憑いたと思われる奇怪な事件があった。中野家の者が山にいて欲しい物を思い浮かべると、その度に望みの品が留守宅に調えられ、米櫃の米も尽きなかった。ある時主人が早く戻り障子越しに覗くと、白髪頭の老婆が掃除をしていた。驚きの声を上げると老婆は窓から尾を曳くように飛び去り、それ以降不思議も家運も止んでしまったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
異界巡礼(小松和彦・1990年代~2000年代推定)